
私の経験とデータで想像するに、おそらく50代くらいになると、
だいたい自分の先が見えるようになると思います。
(早い人は40代でも見えています)
そうなったとき、後悔する可能性があるんです。
何にって、人生でチャレンジしなかったことにです。
日々の仕事に追われ、時間に追われ、チャレンジしなかったことは、
体力や頭の柔軟さが衰える頃に、後悔に変わる可能性が高いです。
人生は、何歳からでもチャレンジはもちろんできますが、
体力の限界を感じると、0からのチャレンジはきついと思います。
だから、もっとみんな、楽しいと思うこと、
魂が喜ぶことを貪欲にしたほうがいいのにな、って思うんですね。
そうするには、それ相応のパワーと努力は必要ですが。
私も会社員の頃は本当に大変でした。
仕事で毎日夜の10時に帰宅してごはんをたべて勉強していたんです。
今振り返っても、あれはあの若さじゃないとできないことだと思います。
今だったら頭も体もついていけないです。
そして毎月東京へ勉強を教わりに行き、一日10時間先生にかじりついて学びました。
お金も時間も労力も、すべてつぎ込んだと言っても過言ではないです。
でも、それがあったから今があるなと思うんです。
人が海外旅行とか、飲み会とか、遊んでいるとき勉強していたんですよね。
そういう経緯を経てやりたいことをしているので、
仕事が忙しいからしたいことができない、というのは言い訳だと思うんですね。
そういう裏の努力なくして、自分のやりたいことはできないですが、
でも、チャレンジして本当に良かったと思ってるんです。
チャレンジすると、ショックなことや壁にぶちあたります。
でも、それをどこかで楽しんでいる私がいます。
落ち込んだり本当にしているんですが、
その一方で、あ〜〜〜、私、なんか人生を生きてるなぁ・・って
そこはかとなく思ったりしています。
自分という人生の主人公を俯瞰(ふかん)でみているというか、
こういうのがあるから、きっと人生って楽しいねんやろうな〜〜〜、みたいな。
チャレンジしたいけど止まってしまってる方。
私がアドバイスできることがあるとしたら、
まず一歩を踏み出すことをおすすめします。
一歩を踏み出すと何が起きるかというと、必ずうまくいかないことが起こります。
もうこれはお約束なんです。そういうものです。
も〜〜!!せっかくチャレンジしようと思ったのに!!
何か邪魔されるようなことが、次々起こります。
天のお試しです。
「その志、本気か?」と試されるんです。
そこでほとんどの人は、ここであきらめてしまうんです。
でも、なんのこれしき!!(←ものすご昭和な表現)
と、打たれてもぶたれても、立ち上がってチャレンジするんです。
すると何が起きるかというと、
これだけやってるのやから、もう後には引き返せない!!!!
という怒りにも似た、根性というか、ガッツというか、意地というか、
そういう気持ちになります。
お金も時間もこんなに使ってきたのに、これでモノにならないなんて、絶対許せん!!!!!
という叫びたくなるような気持ちです。
こうなったらもう、是が非でも実現させようと、体が自動的に動けるようになります。
怒りはすごい馬力を生みますから。
途中まではこの悔しさで走っていけます。
ある程度のところからは、悔しさが消滅します。
一定のものを得た充実感があると、悔しい気持ちが不思議と消えてなくなるんですね。
あのとき言われたあの言葉や、あのときのあの出来事も、
全部、あ〜そういえばいい思い出やな〜〜〜とのんきに思えるようになります。
すると次のステージなんです。
次は、人に喜んでもらえる充実感を求めたり、
他社貢献の気持ちよさが中心になって、活動していけるようになります。
あとはチャレンジし続けることの喜びですね。
そういう経緯を経て私はここまできましたが、ともかく最初が一番しんどいってことです。
チャリンコに似てるかも。チャリンコって最初にどっこしよってこぐときが、一番パワーいりますよね。
でも走り出すと、ひゅ〜って足を上げてもある程度助走のおかげで進みます。
やりたいことを実現するって、そんなイメージです。
チャレンジして、すこじつつ階段を登ってきた今思うことは、
何かを得ることそのものが楽しいというより、
何かを得るために辿ってきた経過(軌跡)が実は一番楽しかったんだ、ってことなんです。
なんでって、何かを得た充実感って、一瞬なんです。
こうなりたい!と思って、そのようになった、その瞬間は嬉しいです。
でも、それもいきなりパッと実現するという感じじゃなく、
あれ?気がついたら以前願ったとうりに、私なってるやん・・・・
という、なんともあっけない感じなんです。
努力しているうちに、また次の目標を目指すようになるので、
以前目標にしていたことを忘れてしまうんですね。
だから一瞬だけウキッ!とするだけなんです。
常に次の目標があるから、ウキッ!に浸ってる気持ちになれないんです。
気がついたら目標を達成しているわけですが、
心の中ではもうすでに「あ〜〜!!次はあの山を攻略するで〜〜〜!!!」
となっているから、見ているところがもう違ってる。
で、振り返ってみたら、そこに至るまでやってきた出来事や、
あった出来事、出会ったご縁が、振り返ってみたら、あ〜〜、楽しかったな〜って思うんです。
あのときあんなんあったでな!といって、笑い話になってるようなのが一番楽しいって思えるんです。
当時は大失敗で散々なことだったりするのに、振り返ったら笑えるんです(笑)
そのドタバタこそが楽しい思い出なんです。
人生ってその積み重ねなんだろうなって思うんです。
それで、最後に振り返ったとき、
あのときあんなんあったっでな!むっちゃ笑ったな!
おもしろかったな!と、思えるかどうか?ではないかなと。
人生の喜びや幸せって、「結果」じゃなく「経過」なんだなって思うんです。
で、その経過を楽しくするためには、「人生の目標」が必要なんです。
目標があるから人は努力したり、チャレンジできるからです。
目標がないと、日々の雑多な(よく考えれば)どうでも良いことに振り回されて生きてしまうんです。
だから、鑑定でも目標を持つことをアドバイスすることが多いです。
小さな目標でもいいんです。
とにかく今の自分よりも、何か楽しく向上できる目標を持つこと。
それが人生を楽しく彩るコツだと思います。