「僕はいつもヒマしてますよ。いつでも誘ってくださいね」
「えー。たまにはあなたから誘って欲しいんだけど」
「僕からは誘いませんよ~。お店もわからないし」
ある集まりで会う彼と私は、
仲が良いハズ・・・
と私は思ってるんだけど(汗)
なぜか、カレはいつも「誘ってください」ばかり言ってきて、
いっこうに誘ってはくれない。
私は自分からじゃなく、彼に誘って欲しい。
だから、とあるマニュアルに書いてあったとおりに作戦を決行してみた。
そのマニュアルには、誘ってもらいたいなら「誘って」と言いましょうと書いてあったから。
すると彼からは「僕からは誘いませんよー。お店とかわからないし」と
マニュアルには書いてない答えが返ってきて、困ってしまった。
「えっ!この返答には、なんて返せばいい???(あたふた)」
このままじゃ関係が進まないから、私が行きたいお店の候補をあげてお膳立てしてみたけど・・・
やっぱり、いっこうにカレが誘ってくる気配がない・・・
こうなったら次の作戦は
「〇日にご飯に誘ってほしいと思ってるだけど!」
って言ってみようと思うんだ・・・・(一抹の不安)
なぜ誘われない?
この方のように、恋愛マニュアルって、そのままやってみても「アレ?」ってなること多いすよね。
実際にやってみても、相手から想定外の返答が返って、次どうしたらいいのか、余計にわからなくなったり。
マニュアルを素直にやってみるのは、とってもいい事だし、
その素直さって、素晴らしい特性だとも思うんです。
とはいえ、内心こうも思ってない?
「書いてるとおりにやってるのに、なぜ彼は誘ってくれないんだろう?」
「俺からは誘わない」とまで言われしまったけど、
本当にこのまま、誘ってと言い続ければ、うまくいくんだろうか?って。
マニュアルをやってみても、どこか空振り感が否めなく、もしかして、これじゃないんじゃないか・・・?
と内心思いはじめてる。
これ、結局、相手と押し問答になってるだけなんですよね。
「誘ってほしい」→「誘わないよ」→「誘って」→「スルー(やっぱり誘わない)」→「〇日に誘って」→「誘われない」エンドレス何も進まない。
確かにマニュアルがヒットすることもあるけど、1~2度やってみて反応なかったら、それはたぶん、なにかがズレてる。
ズレてるなら、いったん手を変えないと、何も進展していかないです。
手を変えるって?
このカレ、余裕なんです。まだ彼女を追いかけてない。
現時点で彼女がわかっておかなければいけないことは、
「カレ<自分」
の比率でカレが彼女を思う思いよりも、彼女がカレを思う気持ちの方が強いということです。
カレは、彼女から誘ってくれるなら行ってもいいけど、自分から誘うほどの思いは【まだ】無いってこと。
あくまでも【まだ】なので、それをこれから、増やしていけばいいんです。
今後は「カレ<私」の現状を正しく捉えながらも、「カレ>私」になるように進めていけばいいってこと。
ここからは、ではどうしたら「カレ>私」になっていくかを伝えていきますね。
まず、あなたに知っておいてもらいたい男性心理の法則があります。
それは「男性の愛は積み上げ方式」だということです。
積み上げとは、小さなことでも、
女性のためにお金や時間や労力を積み上げていくことで、愛も積みあがっていくということです。
だから「誘ってほしい」でうまくいく場合は、それでもいいのですが、それでうまくいかないなら、こう言ってみてください。
「相談に乗ってもらいたい」
男性には、男性特有の欲求がいくつかあって、
この「相談に乗ってもらいたい」は、その欲求の中でも、最も男性の本能に刺さる言葉なんですよね。
例えはアレですが、某ラブホ市長も「相談があるの」戦法を何度も繰り出して、
男性職員たちの気持ちを掴み、上役たちをコロコロと転がすという、魔性ぶりを発揮していたという噂もありますね(笑)
あの市長さん、自身はお酒も飲まないのに「相談があるの」といっては、男性と幾度となく飲みに行ってたらしいですから、
男性の気持ちを掴むコツを、無意識にもわかっていたんでしょう。
なぜ相談が刺さるの?
男性って、本能的に女性を助けたいという欲求を持っているんですよね。
え?私のカレはそんなこと思ってるように見えないですけど。って思うかもしれないけど、
どの男性も、無意識下に持ってるんです。
だからこそ男性は、女性からの相談を断ることがめったにありません。
女性の力になりたいって無意識下で思ってるからです。
では、なぜ男性は、女性を助けたいのでしょうか?
ここは、少し深く掘り下げると見えてくるのですが、
男性がもしも女性を助けることが出来たら、どういう展開が起きそうでしょうか?
「わぁ♡ありがとう」「助かった。頼りになるわ」
って言われそう。だと男性は思ってる。ということなんです。
えー?「ありがとう」ぐらいは言うかもしれないけど、「頼りになるわ」なんて言わないわ!って思いますか?(笑)
今大事なのは、あなたが思うかどうかではなく、「カレがそうなりそうだとイメ―ジしてる」ことが大事なんです。
男性は、自分が「女性を救うことができるカッコイイ男でいたい」と思っているから、
女性を助けたら、「わぁ♡ありがとう」っていう展開になると勝手に思ってるんです。
実は、男性は心の底からコレを欲してるんです。
男性はヒーロー願望があります。だから、
女性を助けると「ありがとう♡頼りになるわ」と言われ、ヒーロー気分を味わいたいんです。
そして仮にこうなった男性は、内心こう感じます。
「女性を助けたオレすごい」「オレには力がある!」「オレは女性に尊敬される特別な男なんだ!」
男性はどの男性も、万国共通、女性たちから「尊敬されたい」と思っています。
そして「すごい♡」って思ってもらいたいんです。
それを証拠に、男性が好むマガジンやアニメや戦隊ものは、すべてこの構成ですね。
カッコいいヒーローが、ヒロイン(や女、子どもなど弱い存在)を助ける=ヒーロー誕生!という。
男性がこのストーリーが好きなのは、自分が感情移入して、ヒーロー気分を味わえるからだったりします。
昔からずっと、男性はこの構図を好んでいるし、深いところで求めているんですね。
男性はどの人も「強くありたい」と本能的に思っている。
だから「男としての強さ」を誇れた時、「男としての力を示せたとき」
得も言われぬ満足感に包まれます。
男として存在価値を感じることができて、自信がみなぎっていくんです。
この男性特有の快感、自己重要感を感じたいからこそ、
女性を助けたいって思ってる。これが男性の本能です。
つまりこの「相談があるの」という要請は、
この男性が本能的にぶっ刺さる言葉であり、相談に乗って感謝された自分は、ヒーローになれる。
だから、相談に乗ってもらったら大事なことは、
「ありがとう(^^)嬉しい」
と、感謝の気持ちをハッキリと伝えることです。
言葉は「ありがとう。助かった」でも「さすが〇〇さんだね」でもいいです。
とにかく感謝を伝えてください。
これを伝えることで、彼は男として、あなたをを助けたことが喜びになります。
自分が女性を助けたことで、男性特有の「強さ」を実感できて「自己重要感」を感じられる。
つまり「オレすごい!!」「オレは特別な男なんだ!!」を強く実感できるから。
そんな気持ちにさせてくれる女性って、
実は、めったにいないのでカレにとって非常に貴重な存在になります。
だからカレは、そんな思いを与えてくれたあたなと、もっと会いたくなっていきます。
また会って、「ありがとう」→「オレすごい!(自信みななぎる)」の快感が欲しくなって
つい誘いたくなっていくという流れです。
一般的に男性は、社会で負けてる人が多いんです。そのことをあなたは知ってますか?
社会にでれば、上には上がいるし、会社や仕事で勝てることってめったにないんです。
男性社会って、めちゃめちゃ厳しい。
本当は強くありたいし、勝ちたいし、男として強さを示して生きたい願望だけはあるのに、
社会が厳しすぎて、それが叶わないジレンマを抱えて生きているのが
現代を生きる男性たちです。
そんな男としての強さを示せない社会の中で
女性の頼りにることが叶って、助けることができて「ありがとう」って言われると?
本能的にあった、男として強くありたい自分の願望が叶って、
男としての強さが実感できる。
その体験は、ほかにない喜びとなって、自己肯定感が爆上がりするんですよね。
あと、相談して感謝したら、最後は必ずこう伝えてくださいね。
「また相談に乗ってくださいね」
おそらく彼は快諾すると思います。
次からも「相談の続きが、、、」でもいいし「また相談のってもらってもいい?」でもいいし
何度でもそうやって、相談にのってもらうテイで、会っていくといいです。
すると、さっきお伝えした「男性の愛は積み上げ方式」の法則も叶っていくので、
最初はあまり気がなかったカレであっても、
あなたに会うたびに、男としての自信がみなぎって、自己重要感を感じられる。
そんな気持ちにさせてくれる女性には、何度でも会いたくなるので
何度でも会って相談にのれて、結果、自然と愛が積みあがっていく。
マニュアルも時に役立つこともあるんですが、
ズレたまま、マニュアルだけをやり続けていても進展しないし、
この方のように、「誘って」の押し問答で、いつまでも誘われないままになったら、時間がもったいないです。
何も進展しないまま、時間だけが過ぎていき、年だけ重ねてしまって、焦りが出る方もいらっしゃります。
だからこそ、しっかり男性心理を学び、男性の本能に刺さる言動をできる自分になっていく。
すると、こちらから「誘って」と何度も言わなくても、
カレもは、男性特有の「あの時の快感」を感じたくなることで、
何も言わなくても誘ってもらえるようになっていくと思いますよ。
まとめ
世のなかには、男性特有の心理、気持ちを知らないがために、
男性からいいように転がされてる女性が多いなあと思うんです。
ただ知らないだけでそうなってしまうのは、残念に思います。
男性と女性は思考が真逆ほど違う、宇宙人と地球人ほど違うよ、ってことは以前から伝えてるとおりですが
みんな「私だったらこうしないのに」と、自分を中心にして、男性を見てしまってる。
でも、男性は女性と真逆ほど違うから、「私だったら」で見てしまうと、失敗するんですよね。
まずは、まっさらな頭になって、男性という生き物は自分とは別の生きものとして、生態を知ることが大事かなって思います。
たおやかLOVEセオリーを学んだ方が、まずおっしゃるのは、
「私、これの真逆をしていました!」ってことと
「これ、もっと若い時に知りたかった!」という言葉です。
なぜ、恋愛がうまくいかないか?の理由はいろいろですが
ただ、男性の生態を知らないがために。わからずやってしまってる失敗も多いのは事実です。
女性とはまるで違う生態や違うことを知るだけでも、接し方が変っていくんですよね。
私は、女性がいいように転がされて悲しい思いをする世の中ではなく、
多くの女性たちが、男性心理を知り尽くし、男性と対等に関わりあえるようになったらいいなと思ってます。
女性とはまるで違う、男性の生態を、まずは知ることから初めてみてくださいね。